練習日誌 粛々と

ロードバイクとマラソンのトレーニング日誌。復活したっぽいです

3本R、実は昔ボートをしていたという件

 3月26-28日 お仕事。3連勤

たった3日仕事が続くだけで、3日目には発狂して口からグチしか出てこないクズ人間という自己評価。残念。

 

28日は帰ってからストレス発散のためローラー。

とりあえず回しとこうと

 

3本ローラー; 40分、
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ほんと回しただけ。

鹿児島でもついにCOVID-19罹患者が出て、いよいよテレビの世界が眼前にやってきたのだと悟る。

わかっていてもどこか対岸の火事のように思っていたが、兵庫や東京の知り合いの話だとなかなか凄惨。正しく恐れ、正しく行動することが大事。

そして疫病と経済はリンクしている。

 

 

元プロロード選手 西薗良太氏が発信しているポッドキャスト、Side by side radio。

ローイングエルゴの話題が出て懐かしくなった。

 

実はわたくし、大学生時代は漕艇部に所属しておりまして。

元ボート部で現在サイクリストていう方はけっこういらっしゃって、輝かしい成績を残している方もちらほら見かけます。

 

あらかじめ晒しておくと、私自身は、チーム自体弱小で、その中で底辺の実力しかなかったので、最底辺の男です。

しかも腰が痛くなって2年ほどで辞めました。

 

 

ボート競技というと、英語ではRowingSailingに分類されて、オールで漕ぐのはRowingの方。

 

艇について

口でいうと難しいが、靴は板に固定。シマノビンディングがあります。自分たちのころはめちゃくちゃデカい靴がつけれられてたり、艇によっては靴下を履いて、競輪みたいにストラップでしばったり。

 

シートが前後にスライドするようになっており、床を蹴ると、シートが後ろにずれて、オールも後ろに引っ張る。

オールは船に固定されており、ブレードが相対的に前に移動する仕組み。

艇は体からみると、後ろに進みます。

 

したがって、推進力の大部分は脚力が占めており、上半身を倒したり、腕で引く力は1,2割くらいしかない。

脚を伸ばす間、上体がぶれるとロスになるので体幹力が必要。と今気づいた。

 

さらにややこしいのだが、てこの原理になっており、力点はオールをもつところだが、支点はブレード、作用点が艇との固定部になる。

つまり、水に突き刺して、艇を進めるイメージ。

 

なので、ブレードは動かない。はず。相対的にといったのはそういうこと。

ガッチリ水をつかむことは大事で、そのためビッグブレードという先端の大きなオールもある。もちろん重い。ビッグギアみたいな感じ。

 

オールはカーボン製です。

艇は当時はグラスファイバーがほとんどで、お金持ちはカーボンシェルだった。

木艇もあった。めちゃ重たい。

 

 

種類/人数

ボートの種類は、オールが左右にある(2本/人) スカル、またはオールが1本(1本/人)

人数は漕ぎ手(Rower)1(シングル),2(ペア/ダブル),4(クアドラプル/フォア),8人(エイト)と舵手(cox)のありなし

 

当然1,2人にはコックスはいません。1人はスカルのみ

8人はオール1本/人、コックス付きのみ。

 

わたしがやっていたのは舵手付きフォア。距離は1000m。エリートは2000mだったと思います。

エイトは一度乗ってみたかったが叶わなかった。船がねじれたりして面白いらしい。

 

ポジション

・コックス(舵手)

舵手付きだと真っすぐ走れなくても多少は修正が効くが、舵を切ると、その分抵抗になるので、できるかぎり舵は切らず、かつ、真っすぐ走れるのがいい。船が曲がると相当ロスになる。

 

コックスの役割は舵取りと、声出し。リズムを取ったり、スパートのタイミングをだしたり、途中、けりを入れたり(アタックというより弱くなってきたらカツを入れる感じ)

 

・トップコックス

艇は水の抵抗が大事で、つるっつるにみがいてあり、キズが一本入ると1艇身ちがうといわれる。空気抵抗も大事で、漕がないコックスは、普通進行方向に向かって一番後ろに座るけど、空気抵抗を減らすために一番前に寝て、首だけ出るようになっているトップコックスという艇もある。チンしたら死ぬな。と思いながら見ていた。

 

総じて、こういう類の艇は直進性優先で作ってあるので、一度曲がり出すととても大変。

 

ストローク(整調):ピッチを整えるのは一番前(進行方向でいうと後ろ)の人

・中の人はエンジン

・バウ:いちばん後ろ(進行方向で前)の人はバランスとり。

 

自分は主にバウが多かった。ちっさいしエンジンはできないので。

腰を痛めてからはコックスをした。コックスは体重制限があった。

たしか55kg以上だったと思う。計量で55kg切ると重りがつく。

 

減量して、軽量直前は水をたらふく飲んで、おしっこ我慢してリミットにあわせて、計量後大量のおしっこで減量するということをみんなしていた。

 

自分は当時54-55kgで(今と変わってないではないか)、水を2L飲んだが、我慢できず、計量前に放尿、計量ではジャスト55kgで何の意味もなかった・・・

 

 

 特有のテクニック

曲がると余計な距離となるし、抵抗も増えるので、真っすぐ進むこと大事。

真っすぐ進むには左右対称にキャッチ(着水)、フィニッシュを合わせることが大事

フィニッシュで上手くオールが抜けないと、そのままオールに上体をなぎ倒されてしまう。(ハラキリ)

上手く蹴らないと(踏み板を足で押すってことね)、シートから落ちる

2人乗り以上の艇はピッチも合わせないといけないので好き勝手なピッチを刻むことはできない。

上手く合うとめちゃくちゃ気持ちよく進む。

 

漕いだ後、キャッチ前に戻す(リカバリー)のだが、ここで加速してしまうと、艇が減速してしまうので、リカバリーは加速しないのが原則。

 

 

 

 

自転車との相違点

自転車と似ているところは、

脚を伸ばすことが最大の推進力となること。

基本有酸素運動

靴を固定する。

艇は水面のコンディションや、バランスで多少揺れることもある。

軽いと、喫水線が下がり、水の抵抗が減るので、PWRは大事。

空気抵抗や水の抵抗が敵になる

 

 

異なるところは

両脚が一緒に伸縮する。

ドラフティングはない。レーンが決まってますから。

ピッチ(ケイデンスのこと)が30-40とゆっくりなので、水面を滑走する時間がある。

団体競技はピッチやタイミングを合わせないといけない。

 

 

 

漕艇場

海だったり、川だったり、湖だったり。一般に海水は柔らかく、淡水は硬く感じる。底辺の自分でもそれは感じた。

だいたい艇庫がわきに作られている。

 

九州でいうと、遠賀川筑後川は流れが速い。先輩はチンして死にかけた、

熊本は江津湖で湖。佐賀は唐津 松浦川。比較的静か。

宮崎は 冨田浜の入り江に漕艇場がある。ここも静か。宮崎の海は外洋で波が高く、漕艇場から海へ出ようとして怒られた。サーフィンのメッカ宮崎では、大波で艇が真っ二つになることもあるそうです。

 

 

ローイングエルゴ

で、sxs radioで話題になったローイングエルゴ。

インドアトレーナーで、ローラー台みたいなもんです。

 

パワーメーターがついていて、他に速度、距離、時間、ピッチ(ケイデンスのこと)が表示

 

実漕との違いは、景色が変わらない、艇のように揺れないのでバランスをとらなくていい。ハラキリがない。シート落ちはある。キャッチやフィニッシュにテクがあまり要らないなど、自転車のローラー台とまあまあ似たような感じ。

いちばんはリカバリーで加速しても艇が減速することがないので、ピッチ上げ放題。

 

昨年、20年ぶりにエルゴを漕ぎましたが、自転車では5分値290Wの自分ですが、180Wをキープするのがやっとという状態。

 

今思えば、ワットやVO2max、FTPという言葉を知っていたなら、もっとましなトレーニングができただろうし、もうちっと真剣に取り組んだんだろうな。

ついでにいうともうちょっとマシな体力を構築できたかもしれない。

あの頃に戻りたいかというと、全くそんなことはないけど懐かしく思ったひと時だった。