練習日誌 粛々と

ロードバイクとマラソンのトレーニング日誌のつもりでしたが、2023年3月から子育て(主に送迎)に専念してます

第14回 照葉樹の森サイクルジャンボリー (詳細版)

 

第14回 照葉樹の森サイクルジャンボリー

2022/05/15 日曜日

2019 悪天候

2020 COVID-19

2021 COVID-19

と久しく開催されなかった鹿児島県のヒルクライムレース。

さらに自分は2018年は病気のため出場できなかったので

2017年以来5年ぶり参加

 

コース

鹿児島県錦江町

花瀬大橋から、照葉樹の森ゲートまで10km

普段は錦江町城元から23.5kmのコース

COVID-19のため、11㎞に短縮。花瀬大橋~照葉樹の森ビジターセンター手前

さらに、ゴール地点が密になるため今回のゴール地点に変更された。

国土地理院的には10.1km、標高195m→723m 標高差528m、獲得標高 568m、

平均勾配は5-6%だが、だいたいは10%前後なので下りさえなければ自分向き。

急勾配は好きではないが、まわりはもっときつそうなので軽量級の自分には有利なんだろうと思っている。

 

500mはパレード走行、スタート後9% / 400mの坂

緩い坂が続いて、2kmから勾配が急になる

4km過ぎでいったんゆるむ

5km付近は一番勾配がきつい

左に開けたヘアピンを3回過ごすと、7km地点で左折

左折後しばらく平坦~下り基調。特に8-8.4㎞くらい下り

8.4㎞くらいから再び急勾配

9.3-9.5kmいったん緩んで

再びラスト激坂。

10km照葉樹の森ゲートがゴール

 

プラン

40代の選手と、混走の50歳代の選手をチェック

スタートリストでは表彰台は厳しい。

観た瞬間順位が決まってしまうヒルクライムの悲しさ。

40代は宮崎のRさん、Bさん。Rさんは頭1,2個飛び抜けている印象。Bさんも過去におきなわ100km着るなどかなりの実力者。敵いそうな気はしない。さらにはここ数年ブイブイなOさんが中心になりそう。

 

順位は別だけど同時スタートで影響しそうな50歳代は、桜島でも優勝された広島からのTさん、鹿児島のロードレースの大御所Wさん、霧島のパワーライダーUさんなど。

 

表彰台が無理っぽい時点で、自己ベストのタイムを狙うのが一番の目標だが、いかんせん初めてのコースなので、自己ベストもへったくれもない。

上記の方々の動きをみつつ、死なない程度に絡めるとこまでついていってみようと思うのであった。

 

しかしながら後述のメカトラで意気消沈。とにかく無駄な動きはせず、人の後ろでおとなしくして体力温存、ていねいなレースをしようと思う。メカトラで迷惑かけるわけにもいかないし。

 

ちなみにチームメイトはUTさんのみ。数々のレースを引っ掻き回してきた強者で心強い😏

 

移動

夜中トイレで数回起きる。わくわしすぎ?

4時起床

TANITA:50.4kg、体脂肪率5.8 %、筋肉量 45.0kg

GARMIN:50.4kg、体脂肪率 16.9%、筋肉量 24.2kg、骨量2.6kg、水分量 60.7%

おなかが緩くて前日から1kg減。腹痛なし、朝には回復。結果いい方向に働いた?

 

起きて大会HP見たら、雨のせいで駐車場が変更されたとか、飲食物の配布なし、昼食もなしになったとかいろいろ変更があることに気付く。

 

4時18分出発。外気温18℃

オール一般道

途中でセブンイレブンに寄りたいが、今どきのコンビニは深夜帯は閉まっているところが多い。

垂水でようやくセブンイレブンに立ち寄って朝食。

オニギリ2個、コーヒー☕

 

6時07分 錦江町栄町89 km

国道488号を登っていると、対向車のバスからパッシング。

ネズミ捕りしてるかと思ったら発煙筒。

車が横転していた(;・∀・)だいじょうぶかしら??

 

6時26分到着102 km

 

今年は試走をしておらず、下りを見ておきたかったのでコースを視察。

下りは車だとハンドル切るのがめんどくさいくらい右に左にと曲がりくねっている。

下り、コーナーが苦手な自分は誰かの後ろについて済ませたいと思っている。

 

イメージだけなら膝擦ってるんだが。

 

下りよりも登りがこんなにきつかったっけ?と思い気持ちが萎える。

ゴールはラスト100mから右コーナーになっている。

 

駐車場に6時58分着

気温17℃。ゴール地点は13℃ぐらいだったかな

 

天候・気温

くもり、スタート時18℃。

薄暗いがちょうどいいくらいの天気。

 

準備・受付

駐車場は本部に近いところが確保できた。

グラウンドが駐車場になる予定だったが、前日までの雨でコンディションが悪く使えなくなったそう。

 

機材の準備を済まして着替えて、

駐車場から臨む本部。まだ閑散としている。

7時半から受付。

体温チェック、健康状態申告書の提出。

人も多くないのでスムーズ。

 

選手用のID名札を渡されたが誰もつけておらず。(;´・ω・)これはレース後に回収。

バブル コントロールのためだと思うけど、形式だけでも大事😇

 

参加賞はトマト、丸ボーロ、けせん団子(翌日こどもに食われた)、ウェットティッシュ

ゼッケン、計測タグつけたり、なんやらかんやら。お隣の車の方々がフレンドリーで和んだ。

チームメイトのUT氏にも会う。車3台となりにいたのに、全然気づかず。

 

UT氏は受付けしたら、ゼッケンとタグがない!ってことになり騒然としたが、間違ってほかの選手に渡されていたそうだ😅なんてこったい。

 

ウォームアップ

8時からウォーミングアップ。

ZWIFTにあるINEOS Pre-Race Warm-up 20分ウォーミングアップのメニューを流用して本コースを走る。

6秒間のL6、L7が難しい。


本番では特に後悔することもなく脚が回ったので、過不足ないのだろう。

心拍はちゃんと171まで上がっていた。

 

メカトラ

ところがどっこいリヤ11速2段目の27Tにギアが入らない。ダウンは速いがシフトアップがシブい。

昨日までは全然問題なかったのにー(つд⊂)エーン

降りてみてみるがとりあえず異物はない。

 

ウォーミングアップが終わって、帰ってきてから焦って見直すと、2段目27Tのところで30Tにかかろうとしたり戻ったり。

ホイールを外して改めて入れ直してみたりするがやっぱり元に戻らない

 

こんな時は車輪がきちんと入ってないか、ハンガー曲がった時くらいだと思うのだけれど、ハンガー曲がったら全部ズレるよね?

ぶつけた覚えもないのだが。

 

基本的にワイヤーの設定はいじらないのがセオリーだけど、しょうがないのでワイヤーテンションアジャスターを緩めトップ側に動かしたら、まあなんとか使えるようになったのでちょっとほっとする。

27Tとか一番使うギアですからね。

ホントに焦った。汗った (;´・ω・)

 

いつも事前に実走でチェックしてるし直前のメカトラとか初体験でほんとに焦る。

今までの苦労なんだったの?ってなりますからね。

 

 

機材

バイク  Wilier cento1SL

ボトル  なし

ボトルケージなし

ホイール Fulcrum SPEED 40C

タイヤ  Continental GP5000 25C

チューブ REVOLOOP RACE ULTRA 

コンポ ULTEGRA 6800、クランクのみFC- R9000 167.5mm

パワーメーター 4iiii PRECISION

 

total 6.99kg(サイコン込み)。

ほんともうちょっと軽くならんかな?

 

今回はエアロ意識してトップチューブにサイコン。アウトフロントのサイコンマウントはステム上よりも空気抵抗が多いらしい。重たいし。

 

しかし、とても見づらい。。

ウェア

ヘルメット   KASK UTOPIA 264g

インナーキャップ なし

アイウェア  OAKLEY RacingJacket 30g レンズ パーシモン

ジャージ   SUNVOLT S-RIDE PRO パフォーマンス半袖ジャージ 2019

ビブショーツ SUNVOLT ビブショーツ (商品名不明 2018年ごろのやつ )

アンダーウェアなし

アームカバー なし

レッグウォーマーなし

ソックス   DEFEET DISRUPTOR 35g

シューズ   BONT Vaypor S 596g(クリート込み)

+携帯電話、車キーでtotal 1,403g

 

招集・スタート。

9時招集。招集時に山頂に運んでもらう荷物を預けて、皆さんとしばし会談。

 

朝トレの秘訣とかすごい参考になった。

みなさん朝練だったり夜派だったりそれぞれだけど、練習してる人は習慣化してるのが共通点。偉いなあ。

 

ウェーブごとに順次スタート地点に移動、スタート。

40歳代/50歳代が同時出走で第3ウェーブ。40人くらい。

スタートは第2ウェーブの出走しか観れず。

 

会話に夢中になっていたらボーっとしてたら4列目くらいになってしまう。

左端4列目とか一番ダメなパターン。。。

 

Rさんは最後尾に陣取っている。余裕のある人は違う。

最後尾から頃合いになると捲りまくるとか、ひと昔前のシクロクロス王者スヴェン・ネイスのようだ。

 

9時36分 花瀬大橋の手前側端からスタート。

500mぐらいパレード走行でリアルスタートになる

 

序盤

リアルスタート直後に9%、400mの坂があってみんな結構きつそう。

我がチームの鉄砲玉のUT氏も前にあがらないので、たぶんきついんだろう。

ただ集団はまとまっていて2キロぐらいまでそのペースで進む。

後で見ると1分半、5倍くらい。

ついでに2車線→1車線に規制されるので詰まって前に上がれない(汗)

 

先に何人か抜け出していてこの時は一人しか気づかなかった。広島のTさんも抜け出して先行している。

やっぱり左側はつまり気味。前に行けずちょっと焦るが、Rさんたちはみんな近いところにいたので静観。

前が遠い・・・

 

1kmほどいったところでR列車が発動。

有力者はみんなついていく。

なかなか前に行けずこれは焦る。

1列棒状となっているのでこれはついて行かないと終わってしまう。

出し惜しみしてる場合ではないので脚をつかって追いつく。

 

大半の人はきつそうな感じ。このときはアドレナリン全開のせいか、さほど苦しさは感じない。

ホントは列に加わりたいが、6番目くらいになりそう。回すわけでもない感じ。

中切れすると追いつくのがしんどいので、風は受けてしまうが、列の横を上がって前めキープ。

 

2km過ぎで坂が急になってブチブチブチブチ千切れていく。

3kmくらいでR列車から宮崎組Bさん、大御所Wさんが離れてきたので自分も退く。ずっとついて行けなさそうなペースなのでそこそこでやめておこうという魂胆。

 

後で振り返ると、ここでもう少し辛抱しておけば先行していた選手に追いついたかな?でもそのあと終わってしまうかもしれないのでタラレバ。

 

 

中盤

Bさん、Wさんと3人パックで進む。

回す雰囲気ではなさそうなので自分のペースで粛々とFTP走。

 

20-30m先に1人先行しており、なかなか距離が縮まらない。

最初の坂から飛び出していた方のよう。

 

ちょろっと心拍見ると174。オーバーペースなので172に抑えたい。積極的には追わずペースを続ける。

サイコンがトップチューブにあって見づらいせいでほとんど見なかった。

感覚で踏んでたが、後で見るとそれなりの値というところ。サイコンいらない説。

 

たしか4km過ぎたぐらいでWさんがちぎれていく。

Bさんはやっぱり前に出る気配はなく、かといって離れる気配もない。これはもしかしてもしかしてマークされているのか?

 

この時は年代別3番手を走ってるものと思っていて、3位争いだと思っていた。

いままで順位を気にするような立場になかったので、どうふるまってよいかわからんぞ。

 

かといって牽制して後ろに追いつかれるようなことはしたくない。

 

3分前にスタートした中学生をキャッチ。

抜いたらシャカリキに追い越してきて、そのままヘタれて再び沈んでいく。

なんだか微笑ましいのだけれど、無駄にきついだけだからやめたほうがいいよ。

 

前のウェーブの選手を抜いたり、コーナーだったりのタイミングで嫌がらせ気味にちょこちょこ上げてみるが動じる気配なし。

いっぱいいっぱいの強度で走っているのでバーンとアタックかます余裕もない。

やったらブーメランが帰ってきそう。

それに苦手な下りが控えていると思うと、それまでによしんば貯金が稼げたとしても下りでチャラになりそうなので気が引ける。

 

何もできず一生懸命登るのみ。下りが終わってから考えよう。

これだんだん真綿で首を絞められていくやつや

 

終盤

7 km 地点で左折して、平坦路。前のウェーブの子がいたので後ろについてちょっと休んでから、また踏む、

下りは苦手なので前に出てほしかったけどそれも叶わず。

下り終わってちょっとペースを上げるが全く意味なし。

残り1km、500m、300mと無情に距離が減っていく、クモの糸から逃げられないように絡まっていく。

残り300mは6.5倍くらいかけてたみたいだけど全然😢

 

これはスプリント勝負か。

残り100mで気配がしたので自分もプリントをかける。

ついでに前走者もだいぶ近づいてきたのであわよくば追いつきたい。

右コーナーなのは視察で分かっていたので、インから入ってやや中央気味に入る。あんまり邪魔すると斜行だよねとふと思って自重する。

 

しかし並ばれてしまう。

ここで負けたら表彰台乗れない、何のためにトレーニングしたんやねん!と自身を鼓舞するが、たいして出力も出ず、数10cmが前に出ない。ケイデンスが上がらない。ギヤをもう1段上げとけばよかった!

徐々に前に出られてしまいゴール3m前になってあきらめ。涙の1秒差。500wも出てなかった。スプリント弱すぎ。

 

表彰台逃がした~と思っていたら、もうお一人前にいたらしく、どっちみち圏外だった(;´∀`)。

目をつけていたOさん、最初からすっ飛んで行ってたらしい。レース中一度も目にすることはなかった😅 ゴール脇に横たわっていた。

 

順位は振るわなかったけどサイドバイサイドの緊張感があってドキドキワクワクが楽しめた。満足。

 

ゴール後、下山

時間くらい待って、談笑して11時くらいから集団下山

11時40分ぐらいに本部に戻る。到着間際に雨が降り出す。気温は18℃ぐらいでも寒かった

 

直前になってテクニカルガイドが変わっていて駐車場が変わっていたり食べ物や飲み物は配布されないことになったりと色々あったみたい

弁当、昼食は今回はなし、表彰式は関係者のみということであったが、完走証の発行が間に合わず、結局みんなで表彰式になった。

リザルトも張り出されていなかったので入賞ギリギリの人なんかはドギマギしたんじゃなかろうか

 

反省・雑感

 

Bさんの実力が拮抗していると見るやマークして後ろに張り付く作戦に切り替えるなどクレバーなところはすごい。自分がしようと思ったことを全部されてしまった感じ。

 

BさんRさんOさんをマークというか気をつけていたけれど、もう一人予想外の選手がいた。話をうかがうとお一人で練習されてるとか。強い人はいっぱいいますね

 

できるだけ体力温存しようと思っていたのに、そんなの忘れて脚つかいまくりだった。

 

出力はトータル4.5倍、平均ケイデンス95といつもながら登りはケイデンス高め。

一番下がっても80で、アドレナリン出てると34x30Tで不足するということはない。

 

順位を競う走りは経験ないし、想定もしてなかったので、アタック打つような練習皆無。

走り方がようわからん。

ちょっとはそういうトレーニングも考えたい。

 

下りは朝 車で見ておいたおかげで多少なりイメージが出来ていたので危険なことはせずに済んだが、やっぱり試走はしといた方がいいかな。車だと勾配がきつく感じたりするが自転車に乗ってみるとそうでもなかったりすることも多い

 

今回は5年ぶりにヒルクライムレースに出ることができてまたいろんな人と話をすることができてそれだけで楽しかった。

さらに順位を競ったりできてうれしい。自分のベストタイムを目指すのはもちろん、前でバチバチやるのは実にエキサイティングだった。

 

翌日は筋肉痛なし

30分だしそんなもんだよね、と脚を組んだ瞬間、内転筋が攣った。

やっぱそれなりにダメージある。

 

3月頭で胃腸炎や風邪でパフォーマンスが下がってどんよりしていたが、4月上旬になってなんとなく上向き。

3月は高強度週1-2くらい、4月はL4かL5がメイン。高強度を増やすと体がそれに慣れてくる気がする。低強度でたくさん(ってほどでもないが)やっておくと、疲労は回復しやすくなる気がするのでむだでもなさそう。

 

例年、4月は八重山や高千穂河原、黒石岳、紫尾山などの長い登りと、5-10分の坂全開のトレーニングをするのだが、今年は天気や休みのタイミングでできず、L4を10分リピートとか3分L5リピートとかそんなんしかできなくて不安だったがそれなりに上がってきたっぽくてホッとした。

 

が、レース後は調子がよく、やっぱり長い坂を登ってトレーニングするのは自分にあってるのかもしれない。