Continental SupersonicはGP4000S2とどのくらい違うのか?
3本ローラーでテスト。
以前のデータはこちら
【条件】
バイク:cento1
ホイール:fulcrum スピード40クリンチャー
タイヤ:continental SUPERSONIC 23C
チューブ;Continental Supersonic
ローラー台:Elite Arion
【測定項目】
①各空気圧120Wで5分間の平均時速、および②8.0barで48km/h 5分間の出力
【空気圧】
9.0、8.5、8.0、7.5Bar (指定空気圧8.0-10.0Bar)
↓生データ
下はGP4000S2のデータ(2016年10月3日)、比較用。
supersonicの空気圧は、体重軽いので10barは試さず9.0barにとどめた。
speed40cの添付文書によると、空気圧の制限はタイヤの指定に従えと書いてあるが、
さすがにリムが壊れるんじゃないかとしんぱいしてしまう。
最初8.5barで始めたら軽すぎて怖かった。
8.0barに落とすと安定感ある。
7.5まで落とすとちょっともっさり
9.0barは、ちょっと今までにない感覚だった。
滑るようななめらかさ。路面がきれいなら最強かもしんない。
今までの検証をまとめると上のグラフに。
GP4000S2の指定空気圧は約7.5~8.3barなので、厳密な比較は難しいと思うけれど
8.0bar、7.5barではほとんど差はなかった。おんなじ値になるのはできすぎだ。わざとねらってもできないだろう。
9barの回転の軽さはスゴイ。
supersonicは8.0barで使おうと思っていたけど、9.0barでも試したくなった。
ちなみにどこまでも空気を入れれば転がり抵抗が少なくなるわけではなく、
路面状況(アスファルトの荒れ方)で、適正空気圧は変わる(まあ、当然)
GP4000S2の25cで100-110PSI (約6.9-7.6bar)っぽい。(指定は95-120PSI)
詳細はこちら(参考資料)↓
【結論】
・設定空気圧の問題があって、微妙なところがあるが
TTやヒルクライムで使うならsupersonicで間違いないかと。
・路面にもよるけど、supersonicは9barで試したい。
・どうかパンクしませんように。
ふり返ると、機材差って結構馬鹿にならない。
90%以上エンジンが占めるのは異論ないが、数%は機材で改善できるわけで
工夫すれば勝つことはできないかもしれないけど、順位を上げることはできるんじゃないかと(ヒルクライムやTT、トライアスロンは)。
フリクション、エアロ、重量は面白いかもしれない。
2017年5月9日 追記
レース、実走からsupersonicは空気圧9.0barで運用することにした。